2022年5月13日金曜日

防御システムについて:Submachine 06 the edge

 今作のパズルの中心となっている「防御システム(Defense system)」について。

今回のゲーム内でいくつも登場する防御システムのモニター画面ですが、ストーリーよりはパズルとしての意味合いが強いため、これらに表示される個々の内容についての翻訳は割愛いたします。

しかし一部の画面に表示されるバイナリテキスト(0と1の羅列)を解読してみたところ、ちゃんと言葉として読み取れることがわかりました。これまたストーリーに関連しているようには見えないのですが、補足情報として紹介したいと思います。

スイッチ:"+"

まず、複数の画面に登場する、切り替えスイッチのようなものに付されているバイナリ。これをアスキー文字に変換してみると半角英数字の「+」になりました。これはすべての画面で共通しています。

メインフレーム inf_log

メインフレームを探索中に見つかるこの画面。9個の書類のようなアイコンが並んでおり、それぞれクリックするとバイナリの羅列が見られます。これらをアスキー文字に変換すると、Submachineシリーズの歴代リリースタイトル(本作リリース時点)が書いてあることがわかります。

  • ファイル1:"submachine 1 the basement"
  • ファイル2:"submachine 2 the lighthouse"
  • ファイル3:"submachine 3 the loop"
  • ファイル4:"submachine 4 the lab"
  • ファイル5:"submachine 5 the root"
  • ファイル6:"submachine 6 the edge"
  • ファイル0:"submachine 6 the ancient adventure"
  • ファイルF:"submachine future loop foundation"

ファイル7はクリック無効で、表示できません。次回作「Submachine 7」の存在を示唆していたのでしょう。

ファイル0は別名「Submachine zero」とも呼ばれていたスピンオフ作品です。数字が6になっているのは暗号化のミスではないかと思われます。ファイルFもスピンオフ作品です。

メインフレーム・プロトコル接続:"locked"

メインフレーム内の一部の画面で見ることができるバイナリ文字列は「locked(ロックされました)」と書いてありました。

プロトコル1-12リセット画面

プロトコル1-12をリセットする画面で、リセットを実行する前に書いてあったバイナリ。こちらは「human recognition pattern tracking device pr(人間認識パターン追跡装置 pr)」と書いてありました。最後の「pr」がなにかの略称なのか、それとも文章が途中で切れたものなのかは不明です。

メインフレーム無効化後

そして最後にメインフレームの無効化に成功すると、またバイナリの羅列が表示されます。こちらは「this is the end of the subnet defense system(これでサブネット防御システムは終了となる)」と書いてありました。まんまですね。

* * *

パズルだけでなく、こういった様々な探索要素が隠されていることも、Submachineシリーズの大きな魅力なのではないでしょうか。


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